提供: Japanese Scratch-Wiki
(ターボワープから転送)
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TurboWarp(ターボワープ)は、ScratchのMODである。プロジェクトをJavaScriptにコンパイルし、プロジェクトをより高速で実行できる。TurboWarpはScratch、Scratchチーム、Scratch財団と提携していおらず、GarboMuffin氏によって開発、維持されている。
使用方法
Turbowarpにアクセスし、リンクの入力欄にプロジェクトのIDやURLを入力するか、下のプロジェクトの特集から選ぶ。
機能
プログラムをJavaScriptにコンパイルして高速化させる。「高度な設定」を選択することにより、さらに機能を追加できる。ここでいくつか機能を紹介するが、これらが全てではない。

おすすめとされているもの
60FPS(カスタムFPS)
通常Scratchは30FPSであるが、この機能を利用することで、60FPSでスクリプトを動かす。この機能を有効にすると、ほとんどのプロジェクトが正しく動作しない(倍速で動くなどする)。そのような場合は、この機能を無効にして「補完機能」を試すと良い。また、「30または60以外のFPSを設定する」を選択することによって、30FPSまたは60FPS以外でも動かせる。
補完機能
スプライトの動きを補完することで、プロジェクトをより高いフレームレートで動作させることができる。60FPSとは異なり、2倍の速度で動作しない。ただし、特にペンを使用するプロジェクトには、この機能は使用しないほうが良い。
ペンできれいに描画する
ペンの解像度が 480x360 のままではなく、表示されるサイズに一致するように変更される。レンダラーでの丸め処理が一部無効になる。全てのプロジェクトでこの設定が有効ではなく、パフォーマンスに影響を与える可能性がある。
Warpタイマー
Warpタイマーは、スクリプトが長いループに陥っているかどうかをチェックする。ループが終了するまで動けなくなることを避け、低いフレームレートで実行することで、ほとんどのクラッシュを修正する。この機能はパフォーマンスに大きな影響を与えるため、エディタ以外ではデフォルトで無効である。
制限を解除する
クローンの制限を解除
クローンが300個までしか作れない制限を解除する。
動く範囲と大きさの制限を解除する
スプライトをステージの外に出すことが出来るようになる。また、大きさ (値)を制限なしに設定出来るようになる。
その他の制限を解除
プロジェクトを壊す可能性の低い、音などの様々な制限をなくす。
アドオン設定
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TurboWarpでは、アドオンを用いてより使いやすくなるようカスタマイズできる。以下はそのアドオンのうちの一部である。

一時停止ボタン
Scratchではプログラムの処理を途中で停止はできるが、停止した場所から再開することはできない(緑の旗を押しても最初から実行される)。しかし、このアドオンを使用すると緑の旗と停止ボタンの間に一度停止ボタンが現れる。このボタンを押すと一度停止状態になり、ボタンは三角形になる。もう一度ボタンを押すと、一時停止した場所から再開される。なお、TurboWarpでは既定で有効となっている。
クローンカウンター
このアドオンを使用すると停止ボタンの横に猫のアイコンが表示され、その横に生成されているクローンの総数が表示される。なお、上限までクローンを増やすと猫のアイコンと数字が赤く表示される。
埋め込みコード
TurboWarpには、Scratch同様にHTML形式の埋め込みコードがある。コードは下記の通りである[1]。
<iframe src="https://turbowarp.org/ScratchのプロジェクトID/embed" width="499" height="416" allowtransparency="true" frameborder="0" scrolling="no" allowfullscreen></iframe>
拡張機能
Scratchの拡張機能同様、いろいろな機能を追加できる。Scratch上の拡張機能に加え、Turbowarp限定の拡張機能も存在する。ただし、Turbowarp限定の拡張機能は、カスタム定義とTurboWarpブロックとScratchの隠しブロック7選を除いてScratchウェブサイトに共有できない。また、上記の2種類のブロックとScratchの隠しブロック7選は共有はできるが、Turbowarpブロックの方はScratchでは動作しない。
TurboWarp Desktop
Scratch 3 (アプリ)のように、オフラインでTurboWarpを利用できるものである。TurboWarpの機能や、アドオン設定も利用できる。ダウンロードページはこちら。
TurboWarp Packager
ScratchのプロジェクトをHTMLやWindows/Mac/Linuxで使えるファイルに変換するものである。ウェブ上で実行できる。また、Turbowarp Desktopからも使うことができる。
ソースコード
TurboWarpのソースコードはGitHubにある。
非共有プロジェクト
2022年11月9日まで、非共有プロジェクトの閲覧、編集が可能だった。2022年11月10日に、ScratchAPIの仕様変更により、閲覧、編集が不可能になった。