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このページはNetwork Kit 2.0 の取扱説明ページです。

Network Kit 2.0 でできること一覧

通信に関する機能

  • アドレスで指定した相手にデータを送信する
  • データ受取待機状態の切り替え
  • 受信した直前の通信に対して返信する

通信以外の機能

  • Configのリセット(アドレスなどの設定を初期状態に戻す)

Network Kit 2.0 の設定について

基本的には公式プラグイン「GetAddress」または「AutoAddress」を使用することで自動設定されるため手動での設定は必要ありません。
プラグインの導入方法は「プラグインの導入」の項目を参照してください。

Network Kit 2.0 の使用方法

前提知識

Network Kit 2.0 は、ライブラリ本体とライブラリへの入力を行うプログラムが分けられており、実際に使用していただくブロックはスプライト「Kit2.0」に配置されている4つのブロックのみとなります。プロジェクト内に配置されている「Network2.0」と「Debuger」を触る必要はありません。また、「Kit2.0」に含まれる4つの定義は他のスプライトにコピー&ペーストを行うことでそのスプライトからもNetwork Kit 2.0 の機能を利用することができるようになります。

各カスタムブロックの説明

1.データ受信待機状態の切り替え

Network Kit 2.0: Catch \(ON or OFF =()\)::custom

・概要
このブロックはデータ受信待ち受け状態の切り替えを行います。送られてきたデータを受信するためにはデータ受信待ち受け状態である必要があります。引数に「ON」を入れて実行すると待ち受け状態になります。逆に「OFF」を入れて実行すると入力待ち受け状態が解除されます。
・引数
ON or OFF ......ONまたはOFFを入力します。


2.データの送信

Network Kit 2.0: Send \(address= () option=() data=() \)::custom

・概要
データを送信する関数です。引数「address」には送信先のアドレスを入力します。アドレスは6桁の自然数です。引数「option」にはデータ型と送信先のバッファの場所を指定します。(詳しくは引数の詳細を確認してください)自然数4桁で指定します。引数「data」には送りたいデータを入力します。データの型によって数字データか半角文字データのどちらかを送ることが出来ます。
・引数
address......データの送り先のアドレスを自然数6桁の半角数字で入力します。
option......以下の表のルールに従って自然数4桁の半角数字を入力します。

最上位桁の数字 説明
1 「引数「data」は数字データです」と送信先に伝えます(半角文字データが入力されるとエラーとなります)
3 「引数「data」は半角文字です」と送信先に伝えます(数字データを入力してもエラーは起こりません)
下位3桁の数字 説明
001~999 相手のバッファのどこに送信するかを決めます。「004」なら相手のバッファの4番目の場所に送信されます。

▼引数「option」の例

データの型 何番目のバッファに送信するか 引数「option」に入れるべきデータ
数字 3番目 1003
数字 54番目 1054
文字 999番目 3999

data......送信したいデータを半角数字または半角文字で入力します。データの長さに制限はありませんが、240文字の倍数ごとに送信時間が長くなります。

3.直前に受信したデータに対して返信する

Network Kit 2.0: Reply \(Number or String=() data=()\)::custom

・概要
受け取った直近の通信に対して返信を行います。引数「Number or String」には「Number」か「String」を入力します。これは、「Sendブロックのoption引数」と同様のルールとなります。「Number」を入力するには引数「data」を数字データにする必要があり、「String」にすると半角数字・半角文字を入力することが出来ます。
・引数
Number or String......「Number」か「String」を入力します。
data......送信したいデータを半角数字または半角文字で入力します。データの長さに制限はありませんが、240文字の倍数ごとに送信時間が長くなります。

4.Configをリセットする

Network Kit 2.0: Reset Config::custom

・概要
Network Kit 2.0の設定をリセットします。プラグインを導入していない状態だと自身のアドレス情報のみがリセットされます。

プラグイン

プラグインの定義

プラグインは前述の4つのブロックを使用して作成します。プラグインの定義は「「Network Kit 2.0」を前提として、1つのスプライトとして提供され機能する「Network Kit 2.0」の機能拡張を行うプログラムであること。」です。この定義に沿っていれば全てプラグインとなります。

プラグインの導入方法

公式プラグインであればプラグインとして提供されているスプライトをNetwork Kit 2.0が導入されているプロジェクトにコピー&ペーストすることで導入することが出来ます。

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