提供: Japanese Scratch-Wiki
(音声から転送)


音は、Scratch内蔵の音ライブラリー、録音、または手元のファイルからのアップロードにより利用することができる。これらの音は音ブロックを使用して再生される。音ブロックは、音量、テンポなどを制御する。
音と音符
プロジェクトで再生されるすべての音は、「音」と「音符」の2種類に分類される[要出典]。
音
「音」タブで取得でき、そこでは音をアップロード、録音、再生、そして編集することができる。
次のブロックはこれらの音の再生を制御する。
( v) の音を鳴らす
— 音の再生が終了するのを待たずに、スクリプトの残りの部分を実行する。終わるまで ( v) の音を鳴らす
— 最後まで音を再生し、再生が終了するのを待ってから、スクリプトを続ける。すべての音を止める
— 再生中のすべての音を止める。音量を () %にする
— スプライトの音量を設定する。音量を () ずつ変える
— スプライトのボリュームを一定量変更する。
音符
Scratch 2.0より前のバージョンでは、音符はMIDIシステムによって管理されていた。しかし、Scratch 2.0はAdobe Flash上で動作するため、MIDIサウンドライブラリは使用できなかった。したがって、ScratchチームはScratchプログラムに組み込まれた独自のサウンドライブラリを作成する必要があった。
以下のブロックは、音符に関連している。
() のドラムを () 拍鳴らす
— 指定されたドラムを指定された拍数再生する。() の音符を () 拍鳴らす
—楽器を () にする
で選択された楽器から与えられた音符を指定された拍数演奏する。楽器を () にする
— 音源をドロップダウンメニューから選択したものに設定する。テンポを () にする
— テンポを設定する。なお、これは全スプライト共通。テンポを () ずつ変える
— テンポを一定量変更する。() 拍休む
— 指定された拍数待つ。
サウンドエディター
- 詳細は「サウンドエディター (3.0)」を参照
音はサウンドエディターで録音、アップロード、編集、書き出しできる。既存の音を編集するための簡単なオプションもある。Scratchでは出来ない高度なオプションについては、外部のサウンドエディタを使用することができるが、他のWebサイトの音をマイクで録音することはお勧めしない。バックグラウンドノイズと静粛性が非常に低い低品質の音になってしまうからだ。最善な方法は音のファイルをアップロードすることだ。
アップロード
音をアップロードするためには、スプライトやステージの音タブを表示し、アップロードボタン(フォルダーのアイコン)を選択する。自分のデスクトップまたはさまざまな場所から音をアップロードすることができる。サラウンドサウンドオーディオファイルがアップロードされた場合、Scratchのサウンドエディターで編集を行わなければサラウンドとして再生されるが、一度でも編集を行うとモノラルへと変換されてしまう。

バグ
空白になるバグ
Scratch 2.0へのアップデートで、アップロードされたMP3ファイルが空白になるというバグがあった。ファイルをWAVに変換することで、解決できる場合があった。
名前変更バグ
上記のバグが修正された後、アップロードされたMP3ファイルの名前が"instance ####"に変更されるバグが発生した。このバグは2015年1月20日に修正された。
名前が読み込まれないバグ
ファイル拡張子でなくとも、ピリオドが含まれているとそれ以降の名前が表示されないバグが発生した[1]。