提供: Japanese Scratch-Wiki
ステージモニターとは、値ブロックが保持する値の、ステージ上の表示のことである。「ウォッチャー」とも呼ばれる。答えや音量、変数、リストなど、計14の値ブロックがステージモニターに対応している。ブロックパレットではステージモニターに対応している値ブロックの左側にチェックボックスがある。
このチェックボックスにチェックを入れたりチェックを外したりすることで、ステージモニターを表示したり隠したりすることができる。変数及びリストのステージモニターは、ブロックでも表示したり隠したりすることが可能である。また、ステージモニターでは、値は白色の文字で表示され、値の地の色は、対応するブロックのカテゴリーの色である(ただしScratch 1.xでは地の色を変更できた)。また、Scratchの開発段階では地の色は一律に緑色だった。
表示様式
ステージモニターの表示の様式には4種類あり、ステージモニターを右クリックまたは長押しすることで切り替えられる(リストを除く)。このうち「スライダー」は変数のみに対応している。リストの表示様式は他と異なる特殊なもので、切り替えもできない。
普通の表示
最初に表示したときの様式。値ブロックの名前と値が表示される。
大きな表示
値だけが表示される。「普通の表示」より文字サイズが大きい。
スライダー
変数にのみ対応している表示様式。普通の表示の下にスライダーが付き、このスライダーを動かすことで、変数の値を変えることができる。この状態のステージモニターを右クリックまたは長押しすると、「スライダーの指定範囲を変更」を選択できるようになっており、ここからスライダーの最小値と最大値を変更できる(これはあくまでスライダーを使って値を変える際の最小値と最大値を制限するものであり、ブロックを使って値を変える際の最小値と最大値を制限するものではない)。
リスト
- 詳細は「リスト」を参照
リストのステージモニターの表示様式は他と異なる特殊なものであり、リストのすべての項目の値が表示される。表示様式の切り替えもできない。Scratchユーザーインターフェースでは、サイズを変えたり、項目の追加・削除・変更をしたりでき、右クリックまたは長押しで読み込みや書き出しもできる。
複数のステージモニターを作る方法
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この項目には、最新バージョンのScratchには存在しない機能について書かれています。現在は使うことができないので、注意してください。 |
Scratch 1.4
Scratch 1.4では、以下の方法で複数のステージモニターを作成できた。
- Shift-Click-Rをする。
- Altキーを押しながらクリックして、オプションを表示する。
- 右上の緑色の部分をドラッグする。
Scratch 2.0
Scratch 2.0では、以下の方法で複数のステージモニターを作成できた。
- 削除ボタンでステージモニターを削除する。
- 「編集」を押し、「削除の取り消し」を押す。そして、任意の場所に配置する。
- ステージモニターの表示・非表示を切り替えるチェックボックスをクリックする。
これにより別のステージモニターが表示される。両方のモニターは正しく動いており、正しく変更される。
ステージモニターの色を変える方法
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この項目には、最新バージョンのScratchには存在しない機能について書かれています。現在は使うことができないので、注意してください。 |
Scratch 1.xでは、以下の方法でステージモニターの色を変更できた。
- ステージモニターを作る
- Shift-Click-Rをする
- ピンク色のテキストが「WatcherReadoutFrame」になるまでAltキーを押しながらクリックする
- 「Change color...」を選び、色を選択する
ステージモニターに対応しているブロック
以下の値ブロックが、ステージモニターの表示に対応している。